

日時・場所
2019年4月07日 15:00 – 18:00
ハコギャラリー, 日本、〒151-0066 東京都渋谷区西原3丁目1−4
詳細
「ラーガとマカームの実演と解説」
西洋音楽の機能的な和音よって作られる音楽に対し、アジア〜アフリカなどの多くの地域の音楽は、微細な音程のメロディによって音楽が作られています。
そのためピアノのドレミにはない音が、重要な意味をもって積極的にメロディに使われます。
実際、人間の耳は、かなり細かい音程の差まで聴き分けることができるので、そういった細密な音楽が世界各地で生まれるのは自然なことだと思います。
反対に、近代〜現代の音楽は、本来、自然に生まれるはずの微細な音程が少なくなった音楽とも言えます。
多くの場合、演奏者や地域の感覚、伝統的な師弟の口伝などで微細な音程を修得していくため理論的に体系付けることが難しいのですが、
インドのラーガ、アラブのマカームは、それぞれに客観的にも解説や理解できるように体系化され、細密な音楽を高度に洗練させることに成功した音楽です。
確かに、完全に理論に当てはめれない部分もありますので、このイベントでは、単に理論や形式、技術だけの解説にならず、実演をメインに、ラーガとマカームをそれぞれを説明します。
また、単に、インド音楽、アラブ音楽を知るだけではなく、世界各地に存在する(当然、日本の伝統芸能も)こういった微細な音程を積極的に使う多くの音楽を楽しむための入り口にもなると思います。
4/7(日)
open 14:30 / start 15:00 (-18:00)
@ hako gallery
http://hakogallery.jp/
東京都渋谷区西原3丁目1-4
TEL.03-5453-5321
参加費 3,500円
予約>
Facebookイベントページでの[参加]ボタン
https://www.facebook.com/events/434401773958347/
または hako gallery へ直接ご連絡か
sitar.yoshidadaikiti@gmail.comへメール
<講師>
▼ 及川景子 (アラブ・オリエンタルヴァイオリニスト)
音楽の源流、魂の音楽をもとめ、たどり着いた中近東の音楽手法に傾倒。
岡洋子氏にクラシック・ヴァイオリンを師事。
チュニジアのベシール・セルミ氏、
エジプトのアブド・ダーゲル氏およびサード・ムハンマド・ハサン氏にアラブ・ヴァイオリン奏法とアラブ古典音楽理論を師事。
全国各地でアラブ・中近東音楽の演奏、オリエンタルダンスと音楽のコラボレーション等で活躍する他、CD解説、各種レクチャー、DJやヒューマンビートボクスとの共演などで、オリエンタル音楽とヴァイオリンの表現の可能性を発信。
近年は毎年、エジプト、チュニジア、モロッコ、フランス等に足を運び、研鑽と
演奏の旅を重ねている。
主な中東での公演:
モロッコ、マラケシュ
2015年( Le Club Soroptimist Charity Concert at Hotel Les Idrissides)
エジプト、カイロ
2011年(Saad Zaghloul Culture Center)
2013年(Opera House Cinema Center、el-Sawy Culture Wheel)
2014年(Egyptian Oriental Arts Culture Center)
2015年(Helwan University、Cairo American University)
2017年(el-Sawy Culture Wheel)
▼ ヨシダダイキチ (シタール奏者)
インド唯一のシタールだけのイムダッド流派7代目ウスタッド・シュジャート・カーンに師事。
ハビタット・センター、インターナショナル・センター、エピセンター、在インド・ジャパンファンデーション、在インド日本大使館など、インド各地でも演奏活動を行う他、中国、台湾、韓国、カナダ、アメリカ他でも公演。夜タモリ、題名のない音楽会、ムジカ・ピッコリーノなどメディアに出演。
ボアダムス・YOSHIMIOとのユニット「saicobab」等で活動。アルバム「SAB SE PURANI BAB」は「2017年聴くべきアルバムtop15(米rolling stone)」「2017top27(英wire)」に選ばれる他、多数のアルバムを国内外のレーベルからリリース。
タブラ奏者では、アルナングシュ・チョウドリー、アビマン・カウシャル、Pt サンディップ・バッタチャリア、マタプラサド・ミシュラ、アリフ・カーン等と共演、シタール奏者スガト・ナグ、インド・スライド・ギターPt デバシーシ・バッタチャリア他と共演